院長の思うこと

本院は予約制ではありません。

最近、他院から予約が取れないという理由で、本院に受診される患者さんが増えている感じがします。10日先まで予約が取れないという方もおられました。

裏を返せば、他院は流行っていて本院が暇だということですね。

この差は何だと悩まされます。お前が藪獣医だからだと言われれば、その通りかもしれません。

話を聞くと、一回受診すると次の予約をとらされて、いつまでも終わらない。予約して行ったのに長く待たされるから嫌だという人もおられました。

もちろん病態にもよりますが、経過観察ということで次々と予約を取ってもらえば患者数は増えます。経営戦略としては良いかもしれません。

もちろん患者さんが集中して混み合うことが避けられる、次の予約の患者さんの治療戦略を事前に立てられるなどのメリットも多いと思われます。

しかし、私が予約制にできないのは、人の歯科診療に疑問を持っているからなんです。

できれば一回で治療をしてもらいたいのに何回も通わないといけない。やっと終わるかなと思ったら次は歯石を取ると言われる。その歯石も4回に分けて取られたこともありました。

人の場合は、診療点数の関係もあって、一回でできる治療の範囲は限られているのかもしれないので一概に悪いとは言えませんが、でもできることなら早く治療を終わらせたいというのが本音ですね。

そんな思いもあって、私はなるべく一回で診療を終わらせたいと考えています。

もちろん、一回で治る病気ばかりではないので通院が必要になることがありますが、通院を強制しないし飼い主さんのできる範囲内で来ていただいています。

そもそも、我々は、軽症から重症の動物を診なければなりません。治療時間のばらつきも激しいし、当然緊急の場合もあります。ワクチンやフィラリア予防だけだったら問題はありませんが、一般診療を、時間を決めて、予約をもらって円滑に行うことは、やはり無理なのではないかと思えてなりません。

それでも予約制で流行っている病院が多いということは、何か私の知らないメリットが多いということでしょうね。

時代遅れのやり方も、一つの個性になってくれることを望みます。




たんぽぽ動物病院 ピースケ