これからの動物病院の動向を考える
- nakagoshi7
- 1月1日
- 読了時間: 3分
更新日:1月6日
皆様、あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
皆様のご家族と、また一緒に暮らす小さな毛むくじゃらたちのご健康をお祈りいたします。
ちょっと大それた題名を付けてしまいましたが、動物病院業界は大きく揺れ始めています。今後もさらに大きく変化することが予測されるため、皆様に知っておいてもらいたいと考えています。
あくまで私一個人の考えだとご理解ください。
以前から書いていますように、ペットブームであった2009年ごろに生まれたワンちゃんたちが、平均寿命を迎え、どんどん亡くなって行っており、現在では、全国の犬の飼育頭数は、2009年の半数程度まで減少しております。しかし、猫は少し増えておりますが、犬は一向に増えてきておりません。
その原因として、動物愛護法等の改正により、ブリーダーが減少し、動物の値段が跳ね上がったことや、飼い主様の老齢化によって新しい子を迎える人が減少したことが考えられます。
今では、動物の飼育率は3割を切ったとも言われています。
こんな状況の中、薬剤やフードの値上がりもあり、我々のような小さな動物病院の経営が圧迫されるのは大きな問題になっております。
さらに、外資系企業、投資会社および動物保険会社などにより、その資金力を持って、最高な設備と専門性の高い獣医師を武器にし、大きな施設の開業や既存の動物病院のM&Aをどんどん推し進めているのが現状です。
このような状況の中で考えられるのは、まず大幅な診療費の値上げが考えられます。小さな動物病院では来院数の減少や薬剤費等の値上げによるため、大きな企業動物病院では、最先端機器の購入および維持費、専門医などの人材の確保と人件費、土地の購入や建物の建設費用など莫大な費用がかかるためだからです。
一方、飼い主様から見たら、高度な医療が受けられる反面、高額な診療費が必要となってしまう可能性が考えられます。
しかし、自分に置き換えてみますと、そんなに高度医療を受けなければならない場合ってあるでしょうか?
風邪をひいたり、お腹が痛かっても、市立病院や大病院に何時間も待って行きませんよね。近くのクリニックに相談することがほとんどだと思います。もし重大な病気が疑われたら大きな病院を紹介してもらえばよいだけです。
そう考えると、動物病院も、町医者的な小さなクリニックと専門性が高い大きな動物病院に二極化されていくのではないかと考えられます。
とにかく、中堅の動物病院が頑張って設備投資を進めても、採算が取れないことは目に見えてわかるからです。
私は、この状況を数年前から感じており、動物病院の規模を小さくする方向に進めております。機械は良いものを必要以上に揃えないこと、人件費を抑えるために、我々夫婦とパートさん一名だけにしました。
よろず診療所のような病院を目指し、検査や予約で縛り付けることがなく、必要な時に気軽に来ていただけるように努力していこうと考えております。






