猫のゴロゴロセラピー
- nakagoshi7
- 11月8日
- 読了時間: 2分
私の筆不精には、自分でもほとほと呆れています。
楽しみにされている方は多分いないと思いますので気ままに書いてみたいと思います。
最近猫を飼う人が少し増えてきて(犬は圧倒的に減少していますが)、本院も猫の来院数が増えております。
猫はツンデレですが、ゴロゴロ喉を鳴らしながら甘えて来てくれると嬉しいものですね。
猫のゴロゴロ音は25Hz前後だと言われています。
20~50Hzの音は、人間の体の緊張をほぐし、副交感神経の働きを優位にさせるそうです。
また、この周波数にはセロトニンを活性化する効果もあり、セロトニンは、脳内物質の分泌を調節し、怒りやイライラなどの感情をコントロールする働きがあります。
前回のブログにも書きましたように、ペットをかわいがっていると、人間とペット両方にオキシトシンが分泌され、持続的な幸福感が得られるそうです。
このように猫に触れ、ゴロゴロ音を聞くことは、肉体的にも精神的にも良い効果がありそうですね。
しかし、もし、猫が欲しいと考えられている方がおられたら気を付けてほしいことがあります。
それは、猫はしつけができませんので、どういった気質の子と出会うかを気にしなくてはならないということです。
これはあくまで一般診療している私個人の勝手な印象ですが、長毛種、軟骨の奇形を固定するなど人の手が大きく加えられた種類、野性味の強い猫は飼うのは難しいという感じがします。
長毛種は、ブラッシングが必要ですが、それを嫌い毛玉だらけになってイライラしている子をよく見かけます。また、形態的な特徴を出すために改良された猫は、そのひずみにより関節炎などを起こし潜在的な痛みで手が付けられなくなることがあります。野性味の強い子は、勝手気ままで懐きが悪い印象があります。
つまり、ペットショップなどで、外見だけで判断することは危険だということです。
県の動物管理センターや動物愛護センターなどで保護されている子猫がたくさんいます。すりすりしてくるかわいい子を探すのはいかがでしょうか。
県や市は、最近かなり動物愛護に力を入れています。
愛護団体から譲ってもらうのも良いですが、寄付だと称して多額のお金を払わされた方を見たことがありますので十分注意してください。
あたらしい、ゴロゴロの幸せの毛むくじゃらが、皆様の家庭に幸せをもたらしてくれることを願っています。






