院長の思うこと

ペットホテルとトリミングは行っておりません。

あまり知られていませんが、動物病院だからといってペットホテルやトリミングができるわけではありません。

動物取扱業者として県に登録し研修を年に1回受けなければできない法律になっています。

ペットホテルって何か少し良い響きで、動物が安心して泊まれるような気がしますね。

でも本当にそうでしょうか?

正月、ゴールデンウイークやお盆の長期休暇後に、ペットホテルに預けられていて体調を崩して来院するする子たちをよく診ます。

では動物病院に預けていたら安心でしょうか?

多分違いはありません。動物たちは強いストレスを感じていることでしょう。

本院はホテルはやっていませんが、入院でお預かりすることはよくあります。

犬舎に動物を入れると、奥の方でおびえていたり、出してほしくて鳴きまくる子がたくさんいます。

動物にとっては、ホテルに泊まるという感覚ではなく、捨てられたと思っているのではないでしょうか。牢獄に入れられた気分かもしれません。入院もしかりです。

排便や排尿を我慢する子もたくさんいます。外に連れ出しても知らないところでは我慢してしまいます。

動物たちにとって、ペットホテルは快適なところだと到底思えません。

本院は、なるべく入院しなくてもよいように、もしくは短期間の入院で済むように気を付けています。また、飼い主様に、なるべく多く面会に来てもらえるようお願いしています。

飼い主様の顔を見た瞬間、動物たちの表情は明らかに変わります。

このようなことから、便利で安心だと誤解をさせてしまうペットホテルをやる気には、私は到底なれません。

冠婚葬祭などの場合は別として、旅行や娯楽で、簡単に動物たちをペットホテルに預けて出かけられることはなるべく控えていただきたいと思います。

猫は別として、犬は一緒に宿泊できる場所を選ばれることをお勧めします。

猫は、場所が変わると非常に怖がるため、できれば外出中に、親せきやお知り合いの方に、エサやりとトイレの掃除をお願いすることをお勧めします。

トリミングも専門のトリマーさんに任せ、わざわざ病気の子が集まる動物病院でやる意味が私にはわかりません。

動物病院の集客効果はあるかもしれませんね。

いずれにしても、便利という言葉の裏に何か問題はないかと考えることは重要だと考えます。


入院する猫
たんぽぽ動物病院 入院